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本編

20世紀最大の画家の一人、フランシス・ベーコン(1909-1992)。

意外にも彼を取り上げた映像ドキュメンタリーは少ない。なおかつその日本語版が出るのは初めてである。
本作はイギリス、BBCとエステート・オブ・フランシス・ベーコンが2005年に共同制作したドキュメンタリー。彼の作品をほぼ制作年代順に多数紹介しながら、ベーコンと美術評論家デイヴィッド・シルヴェスターのインタビュー映像を始め、ベーコンの妹イアンセやカメラマンにして冒険家のピーター・ビアード、そしてジョージ・ダイアーの弟など多くの関係者が登場し、彼について様々な角度から語っている。何より、大量の本人自身の映像と語りはとても貴重なものである。

フランシス・ベーコンという人物と作品を知るには、この上ない映像作品であることは間違いない。

※本編字幕監修は、東京国立近代美術館主任研究員であり、日本におけるフランシス・ベーコン研究の第1人者である保坂健二朗氏。

特典映像

このドキュメンタリーのDVD化にあたり、フランシス・ベーコン生誕100周年を記念して、
エステートが新たに制作した映像など、豪華な特典が収録されている。

  • 監督アダム・ロウのインタビュー映像

    監督アダム・ロウのインタビュー映像

    これまでのベーコンについての作品は人物像や思想に焦点が当てられており、作品そのものはないがしろにされてきた。監督アダム・ロウが、このドキュメンタリーでは彼の作品と人生の融合を目指したことを語る。

  • ベーコンと写真との関係

    ベーコンと写真との関係

    ベーコンがいかに写真を重視していたのか。報道写真、ポートレート、X線写真などなどを研究し、時には意図的に汚し、歪め、その偶然性をも取り込んでいることについて、驚くべき解説!

  • リース・ミューズ

    リース・ミューズ

    リース・ミューズにはベーコンの有名なアトリエがあった。足の踏み場もない状態の狭いアトリエで巨大な絵を描き続けたことも驚きだが、対照的に整然としたダイニングキッチンとの比較も非常に興味深い。そしてこのアトリエがヒュー・レーン美術館に移されるときに明らかになる真実も!

  • フランシス・ベーコン 肖像の断片

    フランシス・ベーコン 肖像の断片

    1966年BBC放送番組。親しかった美術評論家、デイヴィッド・シルヴェスターとの会話。ベーコンは彼の興味、思想、制作に対する姿勢、旅の出来事など、抽象的な思考から具体的な事象まで生き生きとした表情と動きとでふんだんに語っている。

フランシス・ベーコンの12枚の絵画

ギャラリー・メニューを選択すれば12枚の絵画を堪能できるという贅沢なDVDとなっている。

  1. ① Study after Velazquez’s Portrait of Pope Innocent X,1953
  2. ② Study for Bullfight,1969
  3. ③ Three Studies for Figures at the Base of a Crucifixion,1944
  4. ④ Three Portraits,1973
  5. ⑤ Three Studies of Figures on Beds,1972
  6. ⑥ Study of a Dog,1952
  7. ⑦ Study for a Portrait,1949
  8. ⑧ Triptych, August 1972
  9. ⑨ Figure with Meat,1954
  10. ⑩ After Muybridge-Study of the Human Figure in Motion…
  11. ⑪ Triptych- In Memory of George Dyer,1971
  12. ⑫ Triptych- Studies from the Human Body,1970

登場人物

フランシス・ベーコン/デイヴィッド・シルヴェスター(美術評論家)/イアンセ・ノット(ベーコンの妹)/ピーター・ビアード(カメラマン)/ポール・ブラス(ベーコンの主治医)/ジョージ・ダイアー(友人)/リー・ダイアー(ジョージの弟)/ジョン・エドワーズ(遺産継承者)/シスター・メルセデス(ベーコンの死を確認した看護師)/他/ナレーター:デイヴィッド・ワーナー

スタッフ

監督:アダム・ロウ/音楽:ブライアン・イーノ/編集:ショーン・マッケンジー 撮影:ドゥワルド・オーキーマ/制作:アンソニー・ウォール